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TERM
環境変数TERM
には、テキストウィンドウの能力に関する識別情報が含まれています。これらの能力について詳細なリストを得るには、‘infocmp’コマンドを使用します(リファレンスは‘man
5 terminfo’コマンドで参照することができます)。
埋め込みの色指定をもつテキストを生成するとき、msgcat
はTERM変数を参照します。現在のテキストウィンドウは、普通は少なくとも8色の表示をサポートします。しかしテキストウィンドウが16色、またはそれ以上の色数をサポートするのに、TERM
変数には8色しかサポートしないように記述されている場合もあります。そのようなときは、TERM
に異なる値を設定する価値があります。
xterm
多くのケースでは、xterm
は16色をサポートするように構築されています。88色、または256色をサポートするように構築することもできます(両方はできませんが)。このような場合は、TERM
にxterm-16color
、xterm-88color
、またはxterm-256color
をセットすることを試みてもよいでしょう。
rxvt
rxvt
が、16色をサポートするよう構築されている場合があります。このような場合は、TERM
にrxvt-16color
をセットすることができます。
konsole
konsole
も、16色をサポートするよう構築されている場合があります。このような場合には、TERM
にkonsole-16color
、またはxterm-16color
をセットすることができます。
TERM
を設定した後は、‘msgcat
--color=test’により設定を検証するとともに、適切なカラーマップに見えるか出力を視認できます。