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13.4.8 トップレベルのaclocal.m4

配布物にaclocal.m4ファイルがない場合、1番単純なのは、GNU gettextのサブディレクトリーm4/codeset.m4fcntl-o.m4gettext.m4glibc2.m4glibc21.m4iconv.m4intdiv0.m4intl.m4intldir.m4intlmacosx.m4intmax.m4inttypes_h.m4inttypes-pri.m4lcmessage.m4lib-ld.m4lib-link.m4lib-prefix.m4lock.m4longlong.m4nls.m4po.m4printf-posix.m4progtest.m4size_max.m4stdint_h.m4threadlib.m4uintmax_t.m4visibility.m4wchar_t.m4wint_t.m4xsize.m4を1つのファイルに結合する方法です。intl/ディレクトリーを作成しなかった場合、結合する必要があるのはgettext.m4iconv.m4lib-ld.m4lib-link.m4lib-prefix.m4nls.m4po.m4progtest.m4だけです。

GNU automake 1.8以降を使っていない場合は、もっと新しいautomakeの配布物から、上記のファイルにmkdirp.m4ファイルを追加する必要があります。

すでにaclocal.m4ファイルがある場合は、前述のマクロファイルを既存のaclocal.m4にマージする必要があります。以前にリリースされたGNU gettextからアップグレードしたようなときは、ほとんどの場合マクロ(AM_GNU_GETTEXT、... )を置き換える必要があることに注意してください。なぜならそれらのマクロは、GNU gettextがリリースされるときは通常、少し変更されるからです。これらの内容は、わたしたちが "奇妙" なシステムに出会う度に増えていくかもしれません。

GNU automake 1.5以降を使用している場合には、マクロファイルをm4/というサブディレクトリーに配置して、以下の行を追加すれば充分です。

ACLOCAL_AMFLAGS = -I m4

上記のような行を、トップレベルのMakefile.amに追加してください。

GNU automake 1.10以降を使用している場合は、さらに簡単になります。以下の行を追加してください

ACLOCAL_AMFLAGS = --install -I m4

上記のような行を、トップレベルのMakefile.amに追加して、‘aclocal --install -I m4’を実行します。これはaclocal.m4を更新する前に、必要なファイルを自動的にm4/サブディレクトリーに追加します。

これらのマクロはインターナショナリゼーションのサポート機能と関連情報をチェックします。1度うまく安定させられれば、多分これらのマクロを、標準のAutoconfに統合できるでしょう。なぜなら、これらの断片的なm4コードは、GNU gettextを使うプロジェクトでは同一だからです。