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配布物にaclocal.m4ファイルがない場合、1番単純なのは、GNU
gettext
のサブディレクトリーm4/のcodeset.m4、fcntl-o.m4、gettext.m4、glibc2.m4、glibc21.m4、iconv.m4、intdiv0.m4、intl.m4、intldir.m4、intlmacosx.m4、intmax.m4、inttypes_h.m4、inttypes-pri.m4、lcmessage.m4、lib-ld.m4、lib-link.m4、lib-prefix.m4、lock.m4、longlong.m4、nls.m4、po.m4、printf-posix.m4、progtest.m4、size_max.m4、stdint_h.m4、threadlib.m4、uintmax_t.m4、visibility.m4、wchar_t.m4、wint_t.m4、xsize.m4を1つのファイルに結合する方法です。intl/ディレクトリーを作成しなかった場合、結合する必要があるのはgettext.m4、iconv.m4、lib-ld.m4、lib-link.m4、lib-prefix.m4、nls.m4、po.m4、progtest.m4だけです。
GNU automake
1.8以降を使っていない場合は、もっと新しいautomakeの配布物から、上記のファイルにmkdirp.m4ファイルを追加する必要があります。
すでにaclocal.m4ファイルがある場合は、前述のマクロファイルを既存のaclocal.m4にマージする必要があります。以前にリリースされたGNU
gettext
からアップグレードしたようなときは、ほとんどの場合マクロ(AM_GNU_GETTEXT
、...
)を置き換える必要があることに注意してください。なぜならそれらのマクロは、GNU
gettext
がリリースされるときは通常、少し変更されるからです。これらの内容は、わたしたちが "奇妙"
なシステムに出会う度に増えていくかもしれません。
GNU automake
1.5以降を使用している場合には、マクロファイルをm4/というサブディレクトリーに配置して、以下の行を追加すれば充分です。
ACLOCAL_AMFLAGS = -I m4
上記のような行を、トップレベルのMakefile.amに追加してください。
GNU automake
1.10以降を使用している場合は、さらに簡単になります。以下の行を追加してください
ACLOCAL_AMFLAGS = --install -I m4
上記のような行を、トップレベルのMakefile.amに追加して、‘aclocal --install -I m4’を実行します。これはaclocal.m4を更新する前に、必要なファイルを自動的にm4/サブディレクトリーに追加します。
これらのマクロはインターナショナリゼーションのサポート機能と関連情報をチェックします。1度うまく安定させられれば、多分これらのマクロを、標準のAutoconfに統合できるでしょう。なぜなら、これらの断片的なm4
コードは、GNU
gettext
を使うプロジェクトでは同一だからです。