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パッケージのメンテナーには多くの責任があります。そのうちの1つは、たくさんのプラットフォームでパッケージを簡単にインストールできるようにすることで、わたしたちが前に説明したマジック(Usersを参照してください)を、インストーラーとエンドユーザーにたいして働くようにすることです。
GNU
gettext
をディストリビューションに統合できるようにする方法はたくさんありますが、このチャプターではそれらを総括的にカバーすることはしません。かわりにGNU標準、さらにはGnits標準にしたがった、多くのフリーソフトウェアディストリビューションで利用可能なアプローチの詳細について議論します。なぜならGNU
gettext
は、GNUプロジェクト全体のインターナショナリゼーションを助けるのを目的としているので、多くの有用でフリーなパッケージが対象となるからです。そのためこのチャプターでは、すでにconfigure.acがあり、GNU
Autoconfを使うパッケージを対象とします。
それにもかかわらずGNU
gettext
は、GNU標準やその類にしたがっていないフリーパッケージにたいしても有用です。そのようなパッケージのメンテナーは自分の想像力と独創力によりディストリビューションを組織化する必要がありますが、gettext
はすべての状況で動作するでしょう(そしてそのようなパッケージはたくさん存在します)。
gettext
のメソッドは現在安定しているとはいえ、gettext
の各バージョン間でちょっとした調整は必要になるでしょう。そのため、このチャプターの内容は、新たなリリースによる変更にしたがって読み替える必要があります。
• Flat and Non-Flat: | Flat or Non-Flat Directory Structures | |
• Prerequisites: | Prerequisite Works | |
• gettextize Invocation: | Invoking the gettextize Program
| |
• Adjusting Files: | Files You Must Create or Alter | |
• autoconf macros: | Autoconf macros for use in configure.ac | |
• Version Control Issues: | ||
• Release Management: | Creating a Distribution Tarball |