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msgcomm
プログラムの呼び出しmsgcomm [option] [inputfile]...
msgcomm
は、指定された2つ以上のファイルから、共通のメッセージを探すプログラムです。--more-than
オプションを使用すると、指定された数より多くのファイルで共通のメッセージを出力します。反対に--less-than
オプションを使用すると、指定された数より少ないファイルで共通のメッセージを出力します(例:
‘--less-than=2’は一意なメッセージだけを出力します)。翻訳、コメント、および抽出されたコメントは蓄積されます(最初のPOファイルのものを使用するように指定した場合を除く)。POファイルのファイル位置の情報も蓄積されます。
入力ファイルです。
入力ファイルの名前を、コマンドラインからではなく、fileから読み込みます。
ディレクトリーのリストにdirectoryを追加します。このディレクトリーのリストよりソースファイルを検索します。しかし.poファイルが出力されるのは、カレントディレクトリーです。
inputfileに‘-’が指定された場合は、標準入力から読み込みます。
指定されたファイルに出力を書き込みます。
出力ファイルが指定されていない、または‘-’が指定された場合、結果は標準出力に出力されます。
numberに指定した数より少ないメッセージを出力します。指定しなかった場合のデフォルトは無限大です。
numberに指定した数より大きいメッセージを出力します。指定しなかった場合のデフォルトは1です。
‘--less-than=2’の省略指定です。一意なメッセージだけを出力します。
入力ファイルがPOファイルの構文ではなく、Javaの.properties
の構文にのっとったJava
ResourceBundleファイルだとみなします。
入力ファイルがPOファイルの構文ではなく、NeXTstep/GNUstepのlocalized
resourceの.strings
の構文にのっとったファイルだとみなします。
色や色以外のテキスト属性を使うか、いつ使うかを指定します。詳細はThe --color optionを参照してください。
--color
にたいしてCSS style ruleファイルを使うかを指定します。詳細はThe --style optionを参照してください。
メッセージが何も含まれていない場合でも、常に出力ファイルに書き込みます。
インデントされた形式で.poファイルを書き込みます。
‘#: filename:line’という行を書き込みません。
‘#: filename:line’という行を生成します(デフォルト)。
typeはオプションで、‘full’、‘file’、または‘never’を指定できます。オプションが指定されない、または‘full’の場合は、ファイル名と行番号のの両方が生成されます。‘file’の場合、行番号は省略されます。‘never’の場合は、完全にこの行を抑制します(--no-location
と同じです)。
Uniforumに厳密に準拠したPOファイルを出力します。このUniforum形式はGNUの拡張をサポートしないため避けたほうがよいでしょう。
Javaの.properties
の書式で、Java ResourceBundleを出力します。このファイル形式はplural
formをサポートせず、陳腐化したメッセージを暗黙で除去することに注意してください。
.strings
の書式で、NeXTstep/GNUstepのローカライズされたリソースファイルを出力します。このファイル形式はplural
formをサポートしないことに注意してください。
出力ページの幅をセットします。これにより出力ファイル中の長い文字列が指定した幅(例:スクリーンの列数)に収まるように、各行の長さがnumber以下のような複数の行に分割されます。
長いメッセージ行を分割しません。出力ページの幅を超えるようなメッセージ行も、複数行に分割されません。出力ページの幅を超えるファイル参照行だけが分割されます。
ソートされた出力を生成します。このオプションを使用することにより翻訳者が、メッセージがどのようなコンテキストで使用されるかを理解するのが、困難になることに注意してください。
ファイルの場所により出力をソートします。
Don’t write header with ‘msgid ""’ entry.
このヘルプを表示して終了します。
バージョン情報を表示して終了します。
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