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9.5 msguniqプログラムの呼び出し

msguniq [option] [inputfile]

msguniqは、翻訳カタログ内の重複した翻訳を統一するためのプログラムです。このプログラムは、同じメッセージIDにたいする、重複した翻訳を探します。このような重複したメッセージは、msgfmt、msgmerge、msgcatの入力としては無効です。デフォルトでは重複はマージされます。‘--repeated’オプションを指定すると、重複したメッセージだけが出力され、他のすべてのメッセージは破棄されます。コメント、および抽出されたコメントは累積されます。ただし‘--use-first’が指定された場合には、最初の翻訳のものが使用されます。‘--unique’オプションを使用すると、重複は破棄されます。

9.5.1 入力ファイルの位置

‘inputfile’

入力となるPOファイルです。

‘-D directory’
‘--directory=directory’

ディレクトリーのリストにdirectoryを追加します。このディレクトリーのリストよりソースファイルを検索します。しかし.poファイルが出力されるのは、カレントディレクトリーです。

inputfileが指定されていないか、‘-’が指定された場合は、標準入力から読み込みます。

9.5.2 出力ファイルの位置

‘-o file’
‘--output-file=file’

指定されたファイルに出力を書き込みます。

出力ファイルが指定されていない、または‘-’が指定された場合、結果は標準出力に出力されます。

9.5.3 メッセージ選択

‘-d’
‘--repeated’

重複したメッセージだけを出力します。

‘-u’
‘--unique’

一意なメッセージだけを出力します(重複したメッセージは破棄されます)。

9.5.4 入力ファイルの構文

‘-P’
‘--properties-input’

入力ファイルがPOファイルの構文ではなく、Javaの.propertiesの構文にのっとったJava ResourceBundleファイルだとみなします。

‘--stringtable-input’

入力ファイルがPOファイルの構文ではなく、NeXTstep/GNUstepのlocalized resourceの.stringsの構文にのっとったファイルだとみなします。

9.5.5 出力の詳細

‘-t’
‘--to-code=name’

出力のエンコーディングを指定します。

‘--use-first’

各メッセージで利用可能な最初のメッセージを使用します。複数の翻訳を1つにマージしません。

‘--color’
‘--color=when’

色や色以外のテキスト属性を使うか、いつ使うかを指定します。詳細はThe --color optionを参照してください。

‘--style=style_file’

--colorにたいしてCSS style ruleファイルを使うかを指定します。詳細はThe --style optionを参照してください。

‘--force-po’

メッセージが何も含まれていない場合でも、常に出力ファイルに書き込みます。

‘-i’
‘--indent’

インデントされた形式で.poファイルを書き込みます。

‘--no-location’

‘#: filename:line’という行を書き込みません。

‘-n’
‘--add-location=type’

‘#: filename:line’という行を生成します(デフォルト)。

typeはオプションで、‘full’、‘file’、または‘never’を指定できます。オプションが指定されない、または‘full’の場合は、ファイル名と行番号のの両方が生成されます。‘file’の場合、行番号は省略されます。‘never’の場合は、完全にこの行を抑制します(--no-locationと同じです)。

‘--strict’

Uniforumに厳密に準拠したPOファイルを出力します。このUniforum形式はGNUの拡張をサポートしないため避けたほうがよいでしょう。

‘-p’
‘--properties-output’

Javaの.propertiesの書式で、Java ResourceBundleを出力します。このファイル形式はplural formをサポートせず、知能化したメッセージを暗黙で除去することに注意してください。

‘--stringtable-output’

.stringsの書式で、NeXTstep/GNUstepのローカライズされたリソースファイルを出力します。このファイル形式はplural formをサポートしないことに注意してください。

‘-w number’
‘--width=number’

出力ページの幅をセットします。これにより出力ファイル中の長い文字列が指定した幅(例:スクリーンの列数)に収まるように、各行の長さがnumber以下のような複数の行に分割されます。

‘--no-wrap’

長いメッセージ行を分割しません。出力ページの幅を超えるようなメッセージ行も、複数行に分割されません。出力ページの幅を超えるファイル参照行だけが分割されます。

‘-s’
‘--sort-output’

ソートされた出力を生成します。このオプションを使用することにより翻訳者が、メッセージがどのようなコンテキストで使用されるかを理解するのが、困難になることに注意してください。

‘-F’
‘--sort-by-file’

ファイルの場所により出力をソートします。

9.5.6 情報的な出力

‘-h’
‘--help’

このヘルプを表示して終了します。

‘-V’
‘--version’

バージョン情報を表示して終了します。


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