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インタープリターによる処理の別の側面として、Lispインタープリターが解釈できるエンティティーは2種類あります。1つ目は人間が読むことができるコード(わたしたちがもっぱら注目していくコードです)、2つ目はバイトコンパイル済み(byte compiled)のコードと呼ばれる特別に処理されたコードで、これは人間が読むことはできません。バイトコンパイル済みコードは人間が読めるコードよりも高速に実行されます。
byte-compile-file
のようなコンパイルコマンドのいずれかを実行することで、人間が読めるコードをバイトコンパイル済みコードに変換できます。バイトコンパイル済みコードは、通常は.elではなく.elcという拡張子のファイルに格納されます。ディレクトリーemacs/lispの配下ではどちらの種類のファイルも目にするはずです。
実際のところは、あなたがEmacsのカスタマイズや拡張のために行うほとんどの事柄にたいしてバイトコンパイルは必要ありません。バイトコンパイルの完全な説明についてはByte Compilation in The GNU Emacs Lisp Reference Manualを参照してください。
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