1.5 The Lisp Interpreter

わたしたちがこれまで目にしてきたことを土台として、リストを評価するように命じた際にLispインタープリターが何を行うかの理解を始めることができます。Lispインタープリターはまずリストの前にクォートがあるかどうかを確認して、もしクォートがあれば単にそのリストをわたしたちに返します。一方もしクォートがなければ、インタープリターはリストの最初の要素を調べて、それが関数定義をもつかどうかを確認します。関数定義があればインタープリターはその関数定義内の命令を実行、定義がなければインタープリターはエラーメッセージをプリントします。

これがLispが動作する仕組みです。単純です。このすぐ後に説明する追加の詳細はあるものの、基本的なものです。もちろんLispプログラムを記述するためには関数定義の記述、名前への関連付け、そしてコンピューターやあなた自身を混乱させることなくこれらをどのように行うのか知る必要があります。