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あなたがEmacs Lispに編集コマンドを与える際、たとえばカーソルの移動や画面のスクロールのようなコマンドを与える際には、最初の要素が関数であるような式にたいする評価を常に行っています。これこそがEmacsが機能する方法なのです。
あなたがキーをタイプするとLispインタープリターが式を評価して、それによってあなたは結果を得ることができます。平文テキストのタイプでさえもEmacs
Lisp関数の呼び出しが不可欠であり、このような場合には単にあなたがタイプした文字を挿入するself-insert-command
が使用されます。キーストロークをタイプすることによって評価される関数のことをインタラクティブ(interactive:
対話的)な関数、あるいはコマンド(commands)と呼びます。関数をインタラクティブにする方法については、関数定義を記述する方法に関するチャプターで説明しています。Making a Function Interactiveを参照してください。
式を評価する方法としてキーボードコマンドをタイプする以外にも、リストの後にポイントを配置してC-x C-eをタイプすることによって式を評価するという2つ目の手段をわたしたちは目にしてきました。これがこのセクションの残りの部分でわたしたちが行うことです。他にも同じように式を評価する方法が存在します。それらについては、そのときになったら説明するつもりです。
以降のいくつかのセクションで示す関数は評価の練習に使用するだけではなく、それら自体が重要な関数です。これらの関数を学ぶことによってバッファーとファイルの違い、バッファーの切り替え方、バッファー内での位置をどのようにして判断するかが明確になるでしょう。
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