1.10 Summary
Lispの習得は、最初の部分がもっとも険しい丘へ登ることに似ています。あなたは今やもっとも難解な部分を乗り越えました。残りの部分は先に進むにしたがって簡単になっていくでしょう。
まとめると、
- Lispプログラムは式から構成されて、式はリストか単一のアトム。
- リストは0個以上のアトムか内側のリストから構成されて、これらの構成要素は空白文字で区切られてカッコで括られる。リストは空でも可。
- アトムとは
forward-paragraph
のような複数文字のシンボル、+
のような単一文字のシンボル、二重引用符の間にある文字列、あるいは数値。
- 数値はその数値自身に評価される。
- 二重引用符の間にある文字列もその文字列自身に評価される。
- あるシンボル自体を評価するとそのシンボルの値がリターンされる。
- リストを評価するときLispインタープリターはリストの1つ目のシンボルを調べてから、そのシンボルにバインドされた関数定義を調べる。それから関数定義内の命令を実行する。
- 単一引用符の‘'’は以降の式にたいして、単一引用符がなければ評価が行われるが、単一引用符がある場合には記述されたままにリターンする必要があることをLispインタープリターに伝える。
- 引数とは関数に引き渡される情報のこと。関数に渡した引数の計算は、リストの1つ目の要素である関数がリストの残りの要素を評価することによって行われる。
- 関数は評価されると常に値をリターンする(エラー時を除く)。更に副作用と呼ばれる何らかのアクションを実行することもあり。関数の主な目的が副作用の生成であることが多々あり。
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