このフレームパラメーターはカーソルの外見を制御します。
cursor-type
¶カーソルの表示方法。適正な値は:
box
塗りつぶされた四角形(filled box)を表示する(デフォルト)。
(box . size)
塗りつぶされた四角形(filled box)を表示する。しかしポイントがいずれかの次元がsizeピクセルより大きいマスクされたイメージ配下にあれば中抜きの四角形(hollow box)を表示する。
hollow
中抜きの四角形(hollow box)を表示する。
nil
カーソルを表示しない。
bar
文字間に垂直バー(vertical bar)を表示する。
(bar . width)
文字間に幅がwidthピクセルの垂直バー(vertical bar)を表示する。
hbar
文字間に水平バー(horizontal bar)を表示する。
(hbar . height)
文字間に高さがheightピクセルの水平バー(horizontal bar)を表示する。
フレームパラメーターcursor-type
はset-window-cursor-type
(ウィンドウとポイントを参照)、および変数cursor-type
とcursor-in-non-selected-windows
によりオーバーライドされるかもしれません。
このバッファーローカル変数は選択されたウィンドウ内で表示されているそのバッファーのカーソルの外見を制御する。この値がt
なら、それはフレームパラメーターcursor-type
で指定されたカーソルのーを使用することを意味する。それ以外では値は上記リストのカーソルタイプのいずれかであるべきであり、これはフレームパラメーターcursor-type
をオーバーライドする。
このバッファーローカル変数は選択されていないウィンドウ内でのカーソルの外見を制御する。これはフレームパラメーターcursor-type
と同じ値をサポートする。さらにnil
は選択されていないウィンドウ内にはカーソルを表示せず、t
は通常のカーソルタイプの標準的な変更(塗りつぶされた四角形は中抜きの四角形、バーはより細いバーになる)の使用を意味する。
この変数はタブや伸長された空白文字のようなエクストラワイドグリフで表示されるblockカーソルの幅を制御する。デフォルトではそのフォントのデルト文字だけの幅で、これはカーソル一のグリフがエクストラワイドなら幅を完全にカバーしないだろう。この変数にたいする非nil
値はカーソル位置のグリフの幅に応じてblockカーソルを描画することを意味する。デフォルト値はnil
。
テキストモードのフレームではEmacsの制御外部の端末によりカーソルが描画されるので、この変数に効果はない。
この変数はカーソルのブリンク(blink: 点滅)方法を指定する。各要素は(on-state
.
off-state)
という形式をもつ。カーソルタイプがon-stateと等しい(equal
を用いて比較)ときは、これに対応するoff-stateがブリンクが“off”の際のカーソルの外見を指定する。on-stateとoff-stateはどちらもフレームパラメーターcursor-type
に適した値であること。
それぞれのカーソルタイプのブリンク方法にたいして、そのタイプがここでon-stateとして指定されていなければ、さまざまなデフォルトが存在する。フレームパラメーターcursor-type
で指定した際に限り、この変数内での変更は即座に効果を発揮しない。