ファイルの名前がfooなら、番号付きバックアップのバージョン名はfoo.~v~となります。vはfoo.~1~、foo.~2~、foo.~3~、…、foo.~259~のように、さまざまな整数です。
この変数は単一の非番号付きバックアップファイルを作成するか、それとも複数の番号付きバックアップを作成するかを制御する。
nil
visitされたファイルが番号付きバックアップなら番号付きバックアップを作成して、それ以外は作成しない。これがデフォルト。
never
番号付きバックアップを作成しない。
番号付きバックアップを作成する。
番号付きバックアップを使用することにより、バックアップのバージョン番号は最終的には非常に大きな番号になるので、それらを削除しなければなりません。Emacsはこれを自動で行うことができ、ユーザーに削除するか確認することもできます。
この変数の値は新たな番号付きバックアップが作成された際に保持するべき、もっとも新しいバージョンの個数。新たに作成されたバックアップもカウントされる。デフォルトは2。
この変数の値は新たな番号付きバックアップが作成された際に保持するべき、もっとも古いバージョンの個数。デフォルトは2。
番号が1、2、3、5、7のバックアップがあり、かつこれらの変数が値2をもつ場合には、番号が1と2のバックアップは古いバージョンとして保持されて、番号が5と7のバックアップは新しいバージョンとして保持される。そして番号が3のバックアップは余分なバックアップとなる。関数find-backup-file-name
(バックアップファイルの命名を参照)は、どのバージョンのバックアップを削除するかを決定する役目を負うが、この関数自身がバックアップを削除する訳ではない。
この変数がt
なら、ファイルの保存により余分なバージョンのバックアップは暗黙に削除される。nil
なら余分なバックアップの削除前に確認を求めるて、それ以外なら余分なバックアップは削除されないことを意味する。
この変数はDired内のコマンド.
(ピリオド。dired-clean-directory
)で、もっとも新しいバージョンのバックアップをいくつ保持するかを指定する。これは新たにバックアップファイルを作成する際にkept-new-versions
を指定するのと同等。デフォルトは2。