コマンドM-x table-justifyは、テキストベーステーブルの1つ以上のセルにたいして、位置調整(justification)を行います。位置調整は、セルのテキストがセルの外枠にたいして、どのように位置合わせされるかを決定します。テーブルの各セルは個別に位置調整できます。
M-x
table-justifyは、最初に何の位置調整をするかの入力を求めます。オプションは‘cell’(カレントセルのみ)、‘column’(テーブルのカレント列のすべてのセル)、‘row’
(テーブルのカレント行のすべてのセル)です。その後、コマンドは位置調整のスタイルの入力を求めます。オプションはleft
、center
、right
、top
、middle
、bottom
、またはnone
(垂直方向の位置調整を行わないことを意味します)です。
水平および垂直方向の位置調整スタイルは独立して指定され、2つのタイプは同時に適用できます。たとえばM-x
table-justifyを2回呼び出して、1回目は位置調整にright
を指定して、2回目は位置調整にbottom
を指定することにより、セルの内容を右下に位置調整することができます。
位置調整スタイルは、テキストプロパティとしてバッファーに格納され、バッファーをkillするかEmacsを終了すると失われます。M-x
table-recognize(テーブルの認識を参照してください)のようなテーブルの認識コマンドは、セルの内容を確認して各セルの位置調整スタイルの決定と再適用を試みます。この機能を無効にするには、変数table-detect-cell-alignment
をnil
に変更してください。