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21.14 ドラッグアンドドロップ

ほとんどのグラフィカルなデスクトップ環境で、Emacsはドラッグアンドドロップ(drag and drop)操作にたいする、基本的なサポートを提供します。たとえばEmacsのフレームにテキストをドロップすると、ドロップされた箇所にテキストを挿入し、ファイルをドロップすると、Emacsフレームはそのファイルをvisitします。特別なケースとしては、Diredバッファーにファイルをドロップすることにより、バッファーに表示されているディレクトリーにファイルを移動またはコピーします(アプリケーションの慣例に基づきます)。

ファイルをドロップすると、通常はドロップされたウィンドウでファイルをvisitします。そのような場合に、新しいウィンドウでファイルをvisitしたいときは、変数dnd-open-file-other-windowをカスタマイズします。

現在のところ、XDNDおよびMotif drag and drop protocolsと、古いKDE 1.x protocolがサポートされています。

Emacsはオプションで、テキストのリージョンを他のバッファーの他の部分へドラッグする操作もサポートします。これを有効にするには、変数mouse-drag-and-drop-regionを非nil値にカスタマイズしてください。通常そのテキストは、ドロップ先が元のリージョンと同じなら移動(カットアンドペースト)され、他のバッファーならそのリージョンがコピーされます。この変数の値が‘shift’、‘control’、‘alt’のような修飾キー名の場合、その修飾キーを押しながらテキストをドロップすると、ドロップ先がドラッグ元と同じバッファーでも、テキストはカットされずにコピーされます。

ドラッグ元とドロップ先が異なるバッファーのときにもテキストをカットするためには、オプションmouse-drag-and-drop-region-cut-when-buffers-differを非nil値にセットします。デフォルトでは、グラフィカルなディスプレイの選択されたテキストはツールチップ内に表示され、ドラッグ中にはマウスカーソルとともにポイントが移動します。このような動作を抑止するには、オプションmouse-drag-and-drop-region-show-tooltip、および/またはmouse-drag-and-drop-region-show-cursornilをセットしてください。

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