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34.7 メール作成方法

このチャプターでは、メールを編集したり送信する通常のEmacsモードである、Messageモードを説明してきました。これは、いくつかの利用可能なモードのうちの1つに過ぎません。Emacs23.2以前でデフォルトのモードだったMailモードは多くの点でMessageモードに似ていますが、基本的なMIMEしかサポートしないといったように機能面で劣っていました。アタッチメントの追加はできたものの、より複雑なMIMEサポートが欠けていたのです。他に利用可能なモードとしてはMH-Eがあります(MH-E in The Emacs Interface to MHを参照)。

これらのメールユーザーエージェント(mail user agents)から、メールを編集したり送信するための、好みの方法を選択できます。コマンドC-x mC-x 4 mC-x 5 mは指定されたエージェントを使用するので、Emacsでメールを送信する他の様々な部分(たとえばバグレポーターなど、バグの報告を参照してください)もこれを行ないます。メールユーザーエージェントを指定するには、変数mail-user-agentをカスタマイズします。現在のところ、正式な値にはmessage-user-agent(Messageモード)、sendmail-user-agent(Mailモード)、gnus-user-agentmh-e-user-agentが含まれます。更に追加のオプションが利用できるかもしれません。詳細についてはあなたのメールユーザーエージェントのマニュアルを確認してください。define-mail-user-agentを使用すれば他のメールユーザーエージェントを定義することもできます。

他のメール作成方法を選択した場合、メールバッファーとMessageモードに関するこのチャプターの情報は適用できません。他の方法は違うバッファーで異なるフォーマットのテキストを使用し、コマンドも異なります。

同様に、メールを読むための好みの方法を指定するには、変数read-mail-commandをカスタマイズします。デフォルトはrmailです(Rmailでメールを読むを参照してください)。

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