Emacsには多くの編集用モード(editing modes)が含まれており、これは基本的な振る舞いを、編集に便利な方法に変更します。これらの編集用モードはメジャーモード(major modes)とマイナーモード(minor modes)に分けられます。
メジャーモードは、Cソースファイル(プログラムの編集を参照してください)などの特定のファイルタイプや、shellバッファー(Emacsからのシェルコマンドの実行を参照してください)などの、特別なタイプの非ファイルバッファーにたいして作業するための特別な機能を提供します。メジャーモードは互いに排他であり、各バッファーは常に1つのメジャーモードをもちます。
マイナーモードはオンとオフを切り替えることができるオプションの機能で、ファイルやバッファーのタイプに特定する必要はありません。たとえばAuto Fillモードは、単語の間にタイプしたSPCで行を区切るマイナーモードです(Auto Fillモードを参照してください)。マイナーモードは互いに独立していて、選択されたメジャーモードからも独立しています。