Next: Fuzzy Entries, Previous: Normalizing, Up: PO Mode [Contents][Index]
POファイル中のエントリーのmsgstr
が翻訳されて、fuzzy(Fuzzy Entriesを参照してください)もマークされていない場合、そのエントリーを翻訳済みのエントリーと呼びます。以後の処理では、翻訳済みのエントリーだけがGNU
msgfmt
でコンパイルされて、プログラムで利用できるようになります。他の種類のエントリーは除外され、それらにたいする翻訳は出力されません。
翻訳済みのエントリーを処理するためのコマンドがいくつかあります。
次の翻訳済みエントリーを検索します(po-next-translated-entry
)。
前の翻訳済みのエントリーを検索します(po-previous-translated-entry
)。
tコマンド(po-next-translated-entry
)とTコマンド(po-previous-translated-entry
)は、翻訳済みのエントリーを見つけて、前方または後方に移動するためのコマンドです。翻訳済みのエントリーが見つからなかった場合、POファイルのバッファーの先頭または終端に戻って検索します。
翻訳済みのエントリーは通常、翻訳者が翻訳を編集した結果です。Modifying Translationsを参照してください。ただし変数po-auto-fuzzy-on-edit
がnil
でない場合、新しく翻訳されたエントリーは、公式な翻訳となる前に、最初はfuzzyエントリーになります。この場合、後でこのfuzzyエントリーのfuzzyを解消して、正式な翻訳済みのエントリーにする必要があります。Fuzzy Entriesを参照してください。