Next: , Previous: , Up: Adjusting Files   [Contents][Index]


13.4.10 トップレベルのconfig.h.in

configureにより定義されるCマクロを保持するインクルードファイルのテンプレートを、通常はconfig.h.inと呼び、手動または自動で保守されるかもしれません。

gettextizeintl/ディレクトリーを作成している場合、ファイル名はconfig.h.inで、トップレベルになければなりません。gettextizeの‘--intl’オプションを指定しないで、intl/ディレクトリーを作成しなかったときは、ファイル名と場所は自由に選ぶことができます。

プログラム‘autoheader’を使って自動的に保守されている場合、なにも行う必要はありません。これは特にGNU automakeを使っているケースです。

手動で保守していてgettextizeintl/ディレクトリーを作成している場合は、‘autoheader’を使うように変更するべきです。intl/ディレクトリーのために追加するCマクロのリストは、手動で保守するには長すぎます。そして、このリストはGNU gettextのバージョンが異なることにより変化するのです。

手動で保守している場合で、gettextizeを‘--intl’オプションなしで呼び出したために、intl/ディレクトリーが作成されていないなら、config.h.inに以下の行を追加して"逃げる"ことができます:

/* Define to 1 if translation of program messages to the user's
   native language is requested. */
#undef ENABLE_NLS