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configure
により定義されるCマクロを保持するインクルードファイルのテンプレートを、通常はconfig.h.inと呼び、手動または自動で保守されるかもしれません。
gettextize
がintl/ディレクトリーを作成している場合、ファイル名はconfig.h.inで、トップレベルになければなりません。gettextize
の‘--intl’オプションを指定しないで、intl/ディレクトリーを作成しなかったときは、ファイル名と場所は自由に選ぶことができます。
プログラム‘autoheader’を使って自動的に保守されている場合、なにも行う必要はありません。これは特にGNU
automake
を使っているケースです。
手動で保守していてgettextize
がintl/ディレクトリーを作成している場合は、‘autoheader’を使うように変更するべきです。intl/ディレクトリーのために追加するCマクロのリストは、手動で保守するには長すぎます。そして、このリストはGNU
gettext
のバージョンが異なることにより変化するのです。
手動で保守している場合で、gettextize
を‘--intl’オプションなしで呼び出したために、intl/ディレクトリーが作成されていないなら、config.h.inに以下の行を追加して"逃げる"ことができます:
/* Define to 1 if translation of program messages to the user's native language is requested. */ #undef ENABLE_NLS