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以下は、トップレベルにあるメインのMakefile.inファイルにたいして必要な変更です。
PACKAGE = @PACKAGE@ VERSION = @VERSION@
DISTFILES
に、ファイルABOUT-NLSを追加して、このファイルが配布されるように変更します。
Makefilesを使用している場合、それがautomakeにより作成されたものか、手入力されたものかにかかわらず、GNUのコーディング規約にしたがうように注意してください。新しいサブディレクトリーを処理しなければならないために影響を受けるゴールには、‘installdirs’、‘install’、‘uninstall’、‘clean’、‘distclean’が含まれます。
以下は標準的な処理順の例です。この例ではゴール‘dist:’のために使用されるSUBDIRS
を、Makefile.in
の中で定義しています。
SUBDIRS = doc intl lib src po
‘make’の調整では、ヘッダーファイルlibintl.h
を使うコードが含まれるディレクトリーより、intl
ディレクトリーが前にくるように注意してください。intl
の前に lib
とsrc
の前にintl
があるのは、これが理由です。
distdir = $(PACKAGE)-$(VERSION) dist: Makefile rm -fr $(distdir) mkdir $(distdir) chmod 777 $(distdir) for file in $(DISTFILES); do \ ln $$file $(distdir) 2>/dev/null || cp -p $$file $(distdir); \ done for subdir in $(SUBDIRS); do \ mkdir $(distdir)/$$subdir || exit 1; \ chmod 777 $(distdir)/$$subdir; \ (cd $$subdir && $(MAKE) $@) || exit 1; \ done tar chozf $(distdir).tar.gz $(distdir) rm -fr $(distdir)
GNU
automake
を使っているときは、Makefile.amからMakefile.inが自動的に生成されますが、Makefile.amに必要な修正は、‘gettextize’の実行よって修正済みであることに注意してください。