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ngettext
プログラムの呼び出しngettext [option] [textdomain] msgid msgid-plural count
ngettext
は数に依存した文法をもつテキストメッセージを母国語に翻訳して表示するプログラムです。
Arguments
textdomainから翻訳されたメッセージを取得します。textdomainは通常、パッケージか、プログラムやプログラムのモジュールと一致します。
いくつかのエスケープシーケンスの展開を可能にします。これは‘gettext’プログラムにたいする互換のためのオプションです。対象となるエスケープシーケンスは、‘\a’、‘\b’、‘\c’、‘\f’、‘\n’、‘\r’、‘\t’、‘\v’、‘\\’、および‘\’と3桁以内の8進数です(System Vの‘echo’と同様に処理されます)。
このオプションは‘gettext’プログラムとの互換性のためだけのもので、何の効果も及ぼしません。
このヘルプを表示して終了します。
バージョン情報を表示して終了します。
textdomainから、翻訳されたメッセージを取得します。
msgid( Englishのsingular )、およびmsgid-plural(Englishのplural)を翻訳します。
この値にもとづいて、singularとpluralのどちらを使うか選択します。
パラメーターtextdomainを指定しなかった場合、環境変数TEXTDOMAIN
によりdomainが決定されます。メッセージカタログが標準のディレクトリーで見つからなかった場合には、環境変数TEXTDOMAINDIR
で他の場所を指定できます。
注意:
xgettext
はngettext
呼び出しで3つの引数を指定した形式(オプションを指定せず、環境変数から暗黙にtextdomainを取得する形式)だけをサポートします。