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ディレクトリーpo/には、LINGUASというファイルも必要です。このファイルは利用可能な翻訳がリストされています。これは空白区切りのリストで、#マークのコメントと空行は無視されます。以下は例です:
# Set of available languages. de fr
この例はGermanとFrenchのPOファイルが利用可能で、パッケージでは現在それらの言語がサポートされていることを意味しています。インストール時に、インストールされる言語にさらに制限をかけたいときは、ファイルLINGUASを変更するのではなく、環境変数LINGUAS
を使用します(Installersを参照してください)。
LINGUAS
ファイルには、‘en@quot’と‘en@boldquot’という"言語"を追加することをお勧めします。en@quot
はEnglishのメッセージカタログ(en
)の亜種で、非対称な体裁の‘`’と‘'’によるASCIIの置き換えではなく、本当のクォーテーションマークを使います。en@boldquot
はen@quot
の亜種で、クォーテーション文字を太字のフォントで出力します。これはVT100のエスケープシーケンスをサポートする端末エミュレーター(xterm
やLinuxのconsole。EmacsのM-x
shellモードは該当しません)で使用されます。
これらの追加のメッセージカタログ‘en@quot’および‘en@boldquot’は、翻訳者が作成したのではなく、自動的に作成されたものです。これらのファイルをサポートするためにはpo/ディレクトリーに、Rules-quot、quot.sed、boldquot.sed、en@quot.header、en@boldquot.header、insert-header.sinというファイルが必要です。これらのファイルは、gettextize
を実行することによりインストールされます。