Lisp History

Lispは最初はAI(Artificial Intelligence: 人工知能)の研究のために、MIT(Massachusetts Institute of Technology: マサチューセッツ工科大学)で1950年代後半に開発されました。Lispがもつ強力パワーはエディターコマンドや統合環境の作成のような、AI以外の目的にたいしても優れていました。

GNU Emacs Lispは1960年代にMITで記述されたMaclispに多大な影響を受けています。そしてMaclispは1980年代に標準となるCommon Lispにある程度の影響を受けています。とはいえEmacs LispはCommon Lispよりも遥かにシンプルです(Emacsの標準的なディストーションには、Emacs LispにCommon Lispの多くの機能を追加するためのオプションの拡張ファイルであるcl-lib.elが含まれている)。