以下は動作引数の表です:
指定されたfileをvisitします。ファイルのvisit(訪問)を参照してください。
Emacsスタートアップ時、1つのウィンドウでスタートアップバッファーを表示し、fileをvisitするバッファーを別のウィンドウで表示します(複数ウィンドウを参照してください)。複数のファイル引数を与えた場合、コマンドラインの最後に指定されたファイルが表示され、他のファイルもvisitされますが、表示はされません。
スタートアップバッファーが無効(Emacsの起動を参照)の場合、ファイル引数が1つのときは1つのウィンドウでfileをvisitするバッファーを表示し、ファイル引数が2つのときは、Emacsはファイルを2つの別のウィンドウに表示します。ファイル引数が3つ以上の場合、Emacsは最後に指定されたファイルを1つのウィンドウに表示して、別のウィンドウにその他すべてのファイルを表示するバッファーメニュー(複数バッファーにたいする操作を参照)を表示します。このバッファーメニューの使用を抑制するには、変数inhibit-startup-buffer-menu
をt
に変更してください。
指定されたfileをvisitし、行番号linenumに移動します。
指定されたfileをvisitし、行番号linenumに移動して、列番号columnnumにポイントを置きます。
関数load
で、fileという名前のLispライブラリーをロードします。fileが絶対ファイル名でない場合、Emacsは最初にカレントディレクトリーを探して、次にload-path
(EmacsのためのLispコードによるライブラリーを参照してください)にリストされたディレクトリーを探します。
警告: 前のコマンドライン引数にvisitされたファイルがある場合、カレントディレクトリーは最後にvisitされたファイルのディレクトリーになります。
変数load-path
にリストされたディレクトリーの前に、ディレクトリーdirを追加します。複数の‘-L’オプションを指定した場合、Emacsはその順番を保持します。たとえば‘-L
/foo -L /bar’を使用すると、load-path
は("/foo" "/bar"
…)
となります。dirが‘:’で始まる場合、Emacsは‘:’を削除した残りを、load-path
にリストされたディレクトリーの(前ではなく)後ろに追加します(MS
Windowsでは‘:’のかわりに、path-separator
の値‘;’を使用します)。
Lisp関数functionを呼び出します。それがインタラクティブな関数(コマンド)の場合、同じ関数をキーシーケンスで呼び出したときのように、引数を対話的に読み取ります。そうでない場合は、その関数を引数なしで呼び出します。
Lisp式expressionを評価します。
fileの内容を、コマンドライン引数が処理されるときにカレントのバッファーに挿入します。これは通常、*scratch*バッファー(Lisp Interactionバッファーを参照してください)ですが、コマンドラインの前の引数がファイルをvisitしたりバッファーを切り替えるときは、別のバッファーになるでしょう。このコマンドライン引数の効果は、M-x insert-fileが行なうのと同様です(その他のファイル操作を参照してください)。
確認なしでEmacsを終了します。
利用可能なすべてのオプションがリストされたUsageメッセージをプリントしてから、正常終了します。
Emacsのバージョンをプリントしてから、正常終了します。
コンパイルされたEmacsのバージョンを一意に識別するために使用される“fingerprint(指紋)”をプリントします。