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23.7 フレームコマンド

以下のコマンドは、フレームを削除したり操作するために使われます:

C-x 5 0

選択されたフレームを削除します(delete-frame)。1つしかフレームがないときは、エラーをシグナルします。

C-x 5 u

undelete-frame-modeが有効なら、最近削除された16のフレームのうちの1つのフレームにたいする削除を取り消します。プレフィックス引数なしならもっとも最近削除されたフレーム、1から16までのプレフィックス数引数を指定すると対応するフレームの削除を取り消します(1が最近削除されたフレーム)。

C-z

選択されたEmacsフレームを最小化(またはアイコン化)します(suspend-frame)。Emacsからのexitを参照してください。

C-x 5 o

他のフレームを選択して手前に表示します。このコマンドを繰り返すと、端末のすべてのフレームを循環することができます。

C-x 5 1

現在の端末の、選択されたフレーム以外のすべてのフレームを削除します。

M-F10

カレントフレームの最大化を切り替えます。フレームが最大化されているときはスクリーン全体に表示されます。

F11

カレントフレームのフルスクリーンモードを切り替えます(フルスクリーンと最大化の違いは、前者がウィンドウマネージャーの装飾を隠すことで、これによりEmacs自身のスクリーンスペースが若干増えます)。

フレームを本当に最大化またはフルスクリーンにするためには、変数frame-resize-pixelwiseを非nil値にカスタマイズする必要があるウィンドウマネージャーもいくつかあります。この変数を非nil値にセットすると、一般的にフレームのサイズ変更を行や列の整数倍ではなく、ピクセル単位で行うことができます。

C-x 5 0 (delete-frame)コマンドは、選択されたフレームを削除します。しかしEmacsセッションとの対話能力が失われるのを防ぐため、Emacsセッションの最後のフレームの削除は拒絶します。Emacsがデーモンとして実行されているとき(サーバーとしてのEmacsの使用を参照してください)は、普通の対話的なフレームがすべて削除された後も、常に仮想的なフレーム(virtual frame)が残ります。この場合、C-x 5 0は最後の対話的なフレームを削除できます。Emacsセッションに再接続するには、emacsclientを使うことができます。

The C-x 5 1 (delete-other-frames) command deletes all other frames on the current terminal (this terminal refers to either a graphical display, or a text terminal; see Text Terminals). If the Emacs session has frames open on other graphical displays or text terminals, those are not deleted.

C-x 5 o (other-frame)コマンドは、現在の端末の次のフレームを選択します。EmacsをXウィンドウシステム上のウィンドウマネージャーで使っていて、どんなフレームだろうと、マウスカーソルが上にくるとそのフレームを選択(またはフォーカスを与える)するようになっている場合、このコマンドが正常に機能するために、変数focus-follows-mousetに変更する必要があります。これはC-x 5 oを呼び出し、マウスカーソルを選択されたフレームにワープさせます。

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