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po/ディレクトリーの、Rules-*と呼ばれるファイルは、po/Makefileが作成されたときに追加されたファイルです。これらのファイルは、po/Makefile.in.inに干渉することなく、特定のPOファイルのMakefileにルールを追加する機会を与えてくれます。
GNU
gettextには、カタログen@quot.poおよびen@boldquot.poをビルドするルールを含む、Rules-quotファイルが含まれます。en@quot.poの効果は、環境変数LANGUAGE
に‘en@quot’をセットすると、クォーテーションを示す代替のASCII
grave accentとASCII
apostropheのかわりに、対称性をもつUnicodeの正しいクォーテーションマークが表示されることです。このカタログを有効にするには、単にen@quot
をpo/LINGUASに追加します。en@boldquot.poの効果は、LANGUAGE
に‘en@boldquot’をセットすると、正しいクォーテーションマークが得られるだけでなく、ターミナルやコンソールで表示されるクォーテーションマークの文字に、太字フォントが使用されることです。これはGUIプログラムではなく、コマンドラインのプログラムにとってだけ便利なカタログです。po/LINGUASファイルにen@boldquot
を追加するだけで、このカタログを利用できます。
同様にして、sr locale – Cyrillic文字で記述されたSerbian – から、sr@latin locale – Latinアルファベットで記述されたSerbian – のためのメッセージカタログを構築するルールを作成することができます。msgfilter Invocationを参照してください。