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Diredはディレクトリー、およびオプションでそれのサブディレクトリーのリストを含む、Emacsバッファーを作成します。このバッファー内を移動するために、通常のEmacsコマンドと、リストされたファイルを操作するための、特別なコマンドを使うことができます。Diredはローカルとリモートの両方のディレクトリーで機能します。
通常はDiredバッファーは読み取り専用で、テキストの挿入はできません(とはいえWdiredモードではそれが可能。Wdiredを参照されたい)。dやxのような通常のプリント文字は、特別なDiredコマンドに再定義されています。Diredコマンドには、カレントファイル(カレント行のファイルのこと)をマークしたり、フラグをつけるものがいくつかあり、他のコマンドは、マークされたファイルやフラグがつけられたファイルにたいして処理を行ないます。最初に特定のファイルをマークして、それらすべてにたいして1つのコマンドで操作を行なうのです。
Dired-Xパッケージは、Diredモードのためのさまざまな特別の機能を提供します。Dired-X in Dired Extra User’s Manualを参照してください。
ディレクトリーのファイルのリストは、C-x C-d
(list-directory
)でも閲覧することができます。Diredとは異なり、このコマンドではリストされたファイルにたいする操作はできません。Directoriesを参照してください。
• Enter: | Diredの呼び出し方。 | |
• Navigation: | Diredバッファーでの特別な移動コマンド。 | |
• Deletion: | Diredでのファイルの削除。 | |
• Flagging Many Files: | ファイル名にもとづくファイルへのフラグ付け。 | |
• Visit: | Diredによるその他のファイル操作。 | |
• Marks vs Flags: | 削除のためのフラグとマーク。 | |
• Operating on Files: | 1つまたは複数ファイルにたいするコピー、リネーム、プリント、圧縮など。 | |
• Shell Commands in Dired: | マークしたファイルにたいするシェルコマンドの実行。 | |
• Transforming File Names: | 複数ファイルのリネームにパターンを使う。 | |
• Comparison in Dired: | Diredの様式でdiff を実行する。
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• Subdirectories in Dired: | Diredバッファーにたいするサブディレクトリーの追加。 | |
• Subdir Switches: | Diredでのサブディレクトリーのスイッチ。 | |
• Subdirectory Motion: | サブディレクトリー間の移動、上下への移動。 | |
• Hiding Subdirectories: | サブディレクトリーの表示・非表示。 | |
• Updating: | 重要でないファイル行の削除。 | |
• Find: | Diredでファイルを選択するためにfind を使う。
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• Wdired: | Diredバッファーの編集によりファイルを操作する。 | |
• Image-Dired: | Diredでのイメージサムネイルの閲覧。 | |
• Misc: | その他のさまざまな機能。 |